

先月号で記載した「ちょこプロ」を踏まえて、特進コースでは生徒たちがより主体的に、そして自発的に活動ができるように「総合的な探求の時間」での内容を変更しました。
社会全体の課題解決に目を向けるより、もっと身近な課題解決を目指すようにしたところ、生徒たちはより活発に活動するようになりました。教員はその活動に対し「No」とは言わないようにし、アドバイスも生徒から求められた時のみにして、生徒の自発性を尊重するように心がけています。 今回はそのうちの1つを紹介したいと思います。2年生の田原さんの活動です。
特進コース2年の田原です。私が目を向けた身近な課題は「消毒をしない人がいる」ことです。コロナ禍での新しい生活様式の一つなので、消毒に意識を向けるにはどうしたらいいかを考えました。
私が目をつけたのは、先生方から頂いたアイディアの一つである「仕掛学」です。これは、人が「何かの行動」を自ら行いたくなるような仕掛けを研究する学問です。仕掛学の本を読みながら、消毒をしたくなるような仕掛けを考察しました。
すでに実行してみた仕掛学は、「消毒を投票形式にする」です。特進コースの3名の先生方の写真を準備し、その前に消毒液のディスペンサーをそれぞれ設置し、お気に入りの先生のディスペンサーを使用(投票)してもらうようにしました。
今後は仕掛けがある場合とない場合で消毒液の減りを比較し、仕掛けが作用したかどうかを調べていきたいと思います。仮に作用していなかった場合は、作用する仕掛けを見つけるまで頑張りたいです。
実際の様子がわかる写真を載せておきます。ご確認ください。他の生徒たちもそれぞれ身近な課題解決に取り組んでいますので、今後もこちらで紹介していきたいと思います!