特進通信 vol.06

2021.09.30 特進通信

いくぶん残暑も和らぎ、しのぎ良い日が多くなりました。スズムシやコオロギの鳴き声をきき、秋を感じる夜を過ごしています。「〇〇の秋」とよく言いますが、秋といえば何をイメージしますか。「スポーツの秋」と言いたいところですが、昨年に引き続き本校では今年も体育大会は中止となりました。しかし、特進の生徒たちは毎日熱心に朝読書に取り組んでいます。その姿に「読書の秋」を感じます。

夏休みも終わり、ひと月が経とうとしています。特進コースの1、2年生は「探求学習」への取り組みとして夏休みに外部講師の先生をお招きして「ちょこプロ(ちょこっとプロジェクト)」の研修を3日間に渡って受けました。「ちょこプロ」とは、生徒が自分で課題を設定し、1週間その課題に取り組むという活動です。学年混合のグループを作り、毎週結果発表の場を設け、互いに意見やアドバイスを交換しました。特進の先生たちも生徒たちと一緒に「ちょこプロ」に参加しましたが、生徒たちの豊かな発想と行動力に驚きを隠せませんでした。普段の授業とは異なる一面を見ることができ、生徒とともに教員が成長できた有意義な研修でした。

 2学期から特進の2、3年生の教室が新校舎へと移りました。生徒たちは気持ちも校舎も心機一転、秋らしい爽やかな気持ちで学校生活を送っています。新型コロナウイルス感染症対策のため午前中授業になり、午後からは課題による自宅学習という対応になっています。このような状況下においてもなお、生徒たちは日々の単語テストや小テストに懸命に取り組んでいます。また、午後からの時間を活かして漢字検定や英語検定の勉強に励んでいる生徒もいます。個人添削を通じて生徒の成長を間近に感じることができ、嬉しい気持ちで胸が満たされます。小テストや検定試験を1つの目標に設定し、一つ一つの課題を確実に乗り越えていくその姿はまさに「ちょこプロ」です。

 3年生は受験が目前に迫っています。その緊張感を1、2年生もひしひしと感じています。希望の進路の実現に向けてひたむきに努力する3年生の姿を目標に、後輩たちの受験意識が高まることを期待しています。

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